プライバシーを確保する家
[ 徳島設計工房 ]
家族構成:6人
延床面積:72.26坪(238.90㎡)
縦長の土地に沿った設計により、L字型になったLDK。それぞれが物理的な距離感を持つことで、仕切らずともL・D・Kの空間がゆるやかに隔てられている。
浅い色合いのフローリングから、キッチンを境目に清潔感のあるタイル調の床へと切り替わる。
玄関正面の格子が、シンプルな空間にあってさりげなく、けれども明確な“和”の存在感を発揮する。
夫妻それぞれにトーンを変えて用意された書斎には、大量の蔵書を収納できるブックシェルフを造り付けた。
すべての子ども部屋にはロフトを設け、個性に合わせた使い方に対応可能。
徳島の藍を思わせる鮮やかなブルーの畳をあしらった和室。
目隠しや窓の高さを上げるなど、通りからの視線を遮る工夫を使いこなすことで、プライバシーを確保。モノトーンの外観に立ち上がった黒い壁は、外観のアクセントでもあり、視線を遮るための仕掛けでもある。