家の性能に関わる「断熱」が気になる!断熱施工の見学会レポ
住まいづくりで重視するポイントとして、
耐震・制震
間取り・デザイン
などがあげられますが、ここ数年注目されているのが「性能」です。
2014年4月「エネルギー基本計画」で、「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHを目指す」と定められ、ZEH補助金などもあり、ZEH基準の住まいが多く建設されました。近年は、その上の「ZEH+」の基準で建てられるお家も。
ZEHにも関わる、住まいの性能に大きく関わるのが
「断熱」!
「セルロース断熱」と「外断熱」のW断熱が見れる!
と聞いて見学させてもらいました。
★アップルゲートセルロース断熱★
とにかく、ふわっふわのコチラ。主原料は再生紙でない米国新聞紙だそう。
調湿ができる断熱材なので、密度も高く、隙間も少なくことから断熱効果が高いのです!
さらに、隙間なく吹き付けられているだけでなく、ボンドなどの接着剤を使っていないのにはびっくりしました。
ボンドなどの接着剤を使わないということは、アレルギーなどを気にする人にも最適ということ!!
さらには、ホウ酸の効果もあり、防虫効果も!!!
「新聞紙が主原料だと、燃えやすいのでは?」と思ったのですが
保険会社との実験で、燃えにくいと!
省令準耐火仕様と比べても火災保険がさらにお得になるのだそう。
【実験】本当に燃えないの???
バーナーで実験しても、表面が焦げるだけで燃えない。
新聞なのに、、、
しかも、密度が高いので防音効果も高いのです。
★EIFS湿式外断熱★
通常使用する防水シートの代わりに、防水塗料を使うのだそう。
「塗っただけで、大丈夫?」と思ったのですが
乾くと、薄いビニールのようになってるんです!!
木に直接塗ることで、木の伸縮にもぴったりフィットということですね。
しかも隙間なく施工できるメリットがあります。
その上に、発泡スチロールの様なEPSボードという断熱材。
固定して、仕上げていきます。
ちなみにこのお家の最終仕上げは、外壁パネルではなく、ぬり壁にするそうです。
中と外、こんな断熱があるのを知りました。なかなか断熱は見る機会がないので。
性能アップで豊かな暮らしを実現できるといいですね。
見学・取材協力:エコラボ41
https://ecolab41.jp/